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INTERVIEW

Overseas

MOTION CITY SOUNDTRACK

2010年01月号掲載

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Member:Justin(Vo&Gt) Joshua(Gt) Jesse(Key) Matthew(Ba&Pa) Tony(Dr)

Epitaph からColumbia へ移籍しメジャー・デビューを果たすとともに4 枚目のフル・アルバム『My Dinosaur Life』をリリースするMOTION CITY SOUNDTRACK。「日本が心から大好き」( Justin Pierre)と語るように、プライベートで日本に滞在したり、歌詞に日本語が登場したりと日本に縁が多い。オフィシャル・インタビューを掲載すると共に、実際に親交があるBEAT CRUSADERS ヒダカトオルのコメントを始め、日本のアーティストからのコメントも届いているのでそちらも要チェック。

-今作はメジャー移籍第1弾になりますが、EpitaphからColumbiaへ移籍した理由は?

Justin Pierre(以下:JP):理由は「お金」。

全員:(笑)

JP:・・・というのはもちろん冗談で、えぇと・・・うまく説明できないんだけど、Columbiaの現A&R担当から、ずっと長いことアプローチを受けてたんだ。だから今回の移籍はとても自然発生的なものだったわけ。

Joshua Cain(以下:J):こうるすべき、と感じたんだ。

Matthew Taylor(以下M):ネクスト・ステップだったってこと。ColumbiaのA&Rとは、Justinが言ったようにもう長いこと知り合いで、彼女と働くのが正しい時期になったと、感じたんだよね。

JP:彼女は、それこそ、数年前に僕たちがEpitaphと契約したとき、EpitaphのオーナーであるBrett Gurewitz以外に真剣に手を上げてくれてた唯一の人だったんだ。そのとき僕たちはEpitaphを選んだわけだけど、そろそろ次のステップに進むときがきたなって。

-メジャーへ移籍したことで、バンドや個人をとりまく環境に何か変化はありましたか?

J:何も変わってないよ。

M:少なくても今はまだ大丈夫(笑)。

Tony Thaxton(以下:T):バンドを始めときから、僕たちのアティテュードは今も昔も全く変わってないよ。やりたいと思ったことをやるだけ。で、今は・・・えぇと、うまくまとまらないな。これ、カット。

M:(笑)

JP:(笑)前より可能性は広がった、という感じかな。で、それは「成功」と「失敗」の両方を意味している。

J&T:そうだな。

JP:今までと取り組みの仕方が違うだけ。

J:ただ良い音楽を作るのみ。

JP:そして僕たちが「風変わりで変なヤツ」だってことも変わらない。

T:ちょっとぐらい「クール」でもあるんじゃない?

全員:(笑)

M:「グレイト」もいれようよ。

T:そうだな。

M:クールでかっこ悪い、その両方を兼ね備えてるってわけ。

JP:両方?

M:そう。

JP:ワォ、僕たちってなかなかヤるね。

-ニュー・アルバムのタイトルと、そのタイトルの由来は?

JP:アルバム・タイトル『My Dinosaur Life』は、ちょっとした勘違いから生まれたんだ・・・、あるところから拝借しようとしたんだけど、それ自体も間違えていて、実はオリジナルは全く別物だったという、ね。でも結局は僕たちの曲や歌詞にしっくりくるもので、とても意味あるタイトル名だった。・・・どうもうまく説明できないな。みんなはどう思う?

J:質問の意味は?

M:「どうしてこのアルバム・タイトルになったのか」

JP:わかった、「拝借した」だ。

J:いい答えがでてきたな(笑)

JP:ごめん。えぇと、もう一度最初から。・・・僕が間違えて記憶してたんだ。正しく拝借していたつもりが実は大間違いだった、ていうオチ。あぁ、うまく言えないな。

J:記憶違いだった、ってことじゃないの?

JP:そうか!・・・(でもまだ考え中)

J:・・・まだダメみたいだな。

M:アクシデントみたいなもの、ってことじゃないの?

JP:そうか、そうか!・・・わかった。あ、でもちょっと待って。(車から聞こえてくるHip-Hopにしばしノリノリ)えぇと、質問は「どうしてこのタイトルになったのか」。・・・Mat、さっきなんて言ったっけ?

M:『My Dinosaur Life』は、アクシデントが起こった結果に出来たタイトルだってこと

JP:その通り。でも、結果的にはそれにも意味があったわけで・・・あぁ、もうやっぱりうまく言えないや。

J:(笑)

JP:ちょっと時間もらっていい?(芝生をブチブチ引っこ抜きながら思案中)

M:コーヒー必要?

JP:大丈夫だって。意味がきちんと通るように言葉を整理したいだけなんだ。

J:とある映画があったんだろう?

JP:そう、僕がみたある映画の中で「素晴らしい!」と思った言葉があって、それをどこかで使おうと思ってたわけ。で、それから1ヶ月後、いざその言葉を使おうとしたら、記憶違いで違う言葉になってしまった。正しくは「My Dragon Life」だったんだよね。でも気づいたときには「My Dinosaur・・・」の方がしっくりくると感じたのでそのままにしたってわけ。

J:結局最後の30秒だけが使える個所だな。

全員:(笑)