Overseas
THE QEMISTS
Member:Dan Arnold(Ba) / Leon Harris(Dr) / Liam Black(Gt)
Interviewer:杉浦 薫
-THE QEMISTSの音楽の基盤にあるのはドラムンベースですが、何故ドラムンベースという音楽に惹かれたのでしょうか?
Le:理由の一つとして、ロックととても似ているエネルギーを持っているということがあるね。ただ、確かに俺たちの音楽はドラムンベースが基盤ではあるけれど、それと同じくらいの比率で違うジャンルの音楽を取り込むようにしているつもりだよ。
-『Join The Q』のアルバム・ジャケットは、あなた達のライヴの写真なのですか?
Le:これはね、実は俺達のライヴの写真ではないんだ。でも初めてライヴをやったときは、本当にこのジャケットの写真のような感じでめちゃくちゃ盛り上がったよ。人が掴み合ったりして。
Li:俺達のライヴの写真を使わなかったのは、アートワークを決めなきゃいけない締め切りが、ファースト・ライヴのずっと前だったからなんだ。だから、ファースト・ライヴはこんな風に盛り上がったらいいなっていう願いも込めて、この写真を選んだんだよ。
-アルバムには多数のアーティストがゲスト・ヴォーカルで参加していますが、それがとても成功していると思います。これからもヴォーカルにはゲスト・アーティストを招くという方法でやっていくのでしょうか?
Le:このアルバムに参加してくれたアーティストには、これからも参加してほしいと思っているし、これからも更に多様なスタイルの曲を発信していきたいから、まだまだたくさんのアーティストに参加してもらいたいと思っているよ。
-元FAITH NO MOREのMike Pattonも参加していますね。FAITH NO MOREは元々お好きだったんですか?
一同:もちろん!
Le:FAITH NO MOREももちろん大好きだけど、Mike Pattonのアーティストとしての姿勢をとても尊敬しているんだ。
-セカンド・アルバムのゲストの構想などはありますか?
Le:アイディアはあるんだけど、まだ何も決まってはいないかな。
-個人的には是非DIZZEE RASCALと一緒にやってほしいのですが・・・(笑)。
Le:そりゃ実現出来たら最高だけど、ちょっとギャラが高過ぎるんじゃないかな(笑)!
-日本では、DIZZEE RASCALは一般的な知名度でいうと、そんなに有名という感じではないのですが、イギリスでは大スターなんですよね?
Le::もちろん!WILEYは日本では有名なのかい?
-日本ではまだ有名という感じではないかもしれないですね。もちろん一部のリスナーやメディアでは絶賛されていますが。
Li:そうなんだ。WILEYは次のアルバムでは更にビッグになると思うから、絶対チェックしていた方がいいと思うよ!
-ばっちり書いておきますね!それでは、THE QEMISTSの曲作りの基盤となるプロセスを教えてください。
Li:三人の共同作業だね。
Le:みんな別々に曲を持ち寄って、それぞれのパートごとに考えていって、これいいな!ってなったら、どんどん肉付けしていくという感じだね。誰が中心というのは特になくて、本当に三人の共同作業なんだ。
-THE QEMISTSのトラックは攻撃的な部分もあり・・・
Le:攻撃的っていうのはちょっと違うかな。攻撃的っていうのは、例えばデスメタルとか、そういうイメージなんだよね。
-なるほど。アグレッシヴといった方がいいのかもしれませんね。そして、歌がなくとも、トラックを聴いているだけでとても豊かな感情を感じますし、雄弁に語りかけてきますよね。
Le:よく気付いてくれたね。それこそ俺達が目指していたものだよ。トラックそのものが、感情を語りかけるようなものにするべきだと思っていた。音楽ってそこがとても重要だと思う。
-あなた達はTHE PRODIGYとよく比較されますが、彼らの新作「Invaders Must Die」はお聴きになりましたか?感想はいかがでしたか?
Li:うん、凄くPRODIGYらしい作品だよね。
Le:知り合いからリミックスを作ったらどうかって薦められたよ。彼らのスタイルを貫きながらも、とってもモダンで、いい作品だと思うよ。
Li:THE PRODIGYという名前を知らなくても、若いリスナーの音楽体験のイントロダクションにも為り得る力のある作品だと思う。やっぱり凄いなって思ったよ。
-HADOUKEN!やPENDULUMについてはどう思われますか?
Le:モダンなサウンドを提供しているよね。そしてオリジナルなものを配信していっていると思うよ。
-最後に、日本の夏フェスへの出演の予定はありますか?
一同:今はまだ秘密だよ!
(注 このインタビューのすぐ後、SUMMER SONIC 09’への出演が発表されました!)
LIVE INFO
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
- 2024.12.06
- 2024.12.07
- 2024.12.08
- 2024.12.09
RELEASE INFO
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号