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5年間の活動休止期間を経て、"CITY POP×NEW WAVE"というコンセプトを掲げてカム・バックしたプラグラムハッチによる再始動後初のアルバム『CITY WAVE』。洒脱でロマンチックな「青山Dancing物語」や、美麗なコーラスが感傷を高める「Goodbye Rainy Bay」、虚無感に包まれた「ジオラマ都市」をはじめ、コンセプトから連想される洗練されたポップスという印象はありつつも、その奥底では、人間が音を鳴らすというエモーショナルな部分が強く渦巻いている。また様々なオマージュを入れながらも、"令和の80s"、"2080年のサウンド"と謳っている通り、決して懐古趣味的なものではない、今のバンドのモードを感じ取れる1枚。(山口 哲生)
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Skream! 2024年09月号