Japanese
2024年06月号掲載
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奇をてらった作品タイトルに独特なワード・センスを駆使した歌詞、狂気じみたMVなどエキセントリックな魅力を放つネオ・パンク・ロック・バンド、ザ・シスターズハイ。新体制初のCD作品となる今作は、オニザワマシロ(超☆社会的サンダル/Gt/Vo)による女声コーラスがバンドの新たな扉を開いた「eんパす・iん・tHe・ルーむ」、聴く者を無条件に躍らすサビでライヴハウスを沸かせている「絶望MAQUIA」と既出の2曲に加え、轟音ギター・ソロが炸裂する中毒性抜群の「リ・ルミナスのじゅもん」、夜道を照らす街灯のような温かさが灯る「デスラブ」、詩的な歌詞に散りばめた突飛な癖強ワードが彼ららしい「エピローグなわたしちゃん」の全5曲が収められた。奇抜でありながらキャッチーで、芯のピュアな部分も見え隠れする絶妙なバランスが面白い。(中尾 佳奈)
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Skream! 2024年09月号