Japanese
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前作『フィルター』より約半年ぶりとなる1stアルバム。タイトルとへヴィなバンド・サウンドが印象的な「挫折」で幕を明け、2023年1月に上京した際に書いたというラスト「憧れをずっと追いかけた」まで全力を出し切り、今の有馬元気が全開となった全11曲。ポップでかわいくてついついクスッとしてしまう「ワガママ」、元気いっぱいの「愛なんです」といった遊び心も交えつつ、未来のない恋愛を美しく描いた「黙ったまま」、生きることの意味を自らに問う「この世界に」など深いテーマも彼らしいサウンドと視点で描く。ポジティヴもネガティヴもすべてがリアルに聴こえるのは、どの曲にも彼の命が注がれているからで、だからこそより伝わるものがある。妥協なしの1枚、その自信と本気の想いを受け取ってほしい。(藤坂 綾)
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有馬元気
勇者の剣
これまでとは真逆の方向へと全てを振り切り、自身の新たな側面を見せた4thメジャー・シングル。ドラマ"サバエとヤッたら終わる"のED主題歌となる表題曲は、初となる電波ソングでコミカルな印象もあるが、有馬が大切にする"弱さは強さ"がしっかりと根底にあり、あと少し勇気が必要な心を奮い立たせる。カップリングの「夏空」ではシティ・ポップに彼らしい優しさと切なさを乗せ、傷付いた心を掬い上げる。弱さもネガティヴも、さらにはコンプレックスまでもを大切に抱き締め、力に変えた今作。芯の強さ、自分を信じ抜く勇気、原作やドラマ、そこに関わる人たちへの深い想いを終結させた1枚。有馬元気の可能性がここには満ち溢れている。
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有馬元気
not end
メジャー・デビューから約1年、3枚目のシングル。ピアノのイントロと出だしのフレーズからその世界へと一気に惹き込む表題曲は、残酷なほどの絶望のなか、最後に伸ばした手だけが唯一の救いとなる、彼にしか書けない希望の物語。1番と2番とで話す人物が変わる仕掛けのせいか、いろんな場面のいろんな感情に自分を重ねてしまう。バンド・サウンド全開の楽曲に乗せ、叶わぬ恋をユーモアたっぷりに描いた「裸」、限られた命を、細やかで壮大なアレンジで優しく、美しく表現した「あと少し」。三種三様の物語にひとつだけ共通点があるとしたら、それは有馬元気の寄り添いたい、伝えたいという強い想いだけ。それぞれの主人公に自分を重ねながら、誰かを重ねながら、泣いたり笑ったりして、その想いを受け取ってほしい。
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有馬元気
宿命
前作『フィルター』より約半年ぶりとなる1stアルバム。タイトルとへヴィなバンド・サウンドが印象的な「挫折」で幕を明け、2023年1月に上京した際に書いたというラスト「憧れをずっと追いかけた」まで全力を出し切り、今の有馬元気が全開となった全11曲。ポップでかわいくてついついクスッとしてしまう「ワガママ」、元気いっぱいの「愛なんです」といった遊び心も交えつつ、未来のない恋愛を美しく描いた「黙ったまま」、生きることの意味を自らに問う「この世界に」など深いテーマも彼らしいサウンドと視点で描く。ポジティヴもネガティヴもすべてがリアルに聴こえるのは、どの曲にも彼の命が注がれているからで、だからこそより伝わるものがある。妥協なしの1枚、その自信と本気の想いを受け取ってほしい。
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有馬元気
フィルター
大切な人へは悔いの残らぬよういつでもほんとの想いを伝えようと歌う「フィルター」、自分の気持ちに嘘をつかず前に進んでほしいと願う「それでも愛は勝つから」、そして初っ端からバンド・サウンド全開の「二人なら」。有馬元気の魅力をギュッと凝縮した全3曲だ。何より3曲とも主人公がちょっと弱いというところが、"痛みに寄り添う曲を歌いたい"と言う彼らしく、勇気を貰えたりもする。人がめんどくさいと思っても、人に救われているのもまた事実で、ひとりでも生きてはいけるけど、気の合う誰かや好きな誰かが一緒のほうが楽しいし、嬉しい。そんな人間関係のもどかしさや難しさもまるっと飲み込み、人へのまっすぐな想いを綴ったニュー・シングル。有馬元気の今がすべてここに詰まっている。