Overseas
2023年04月号掲載
-
ロック・シーンの最前線を走り続けてきたFOBが、ついに今年デビュー20周年を迎える。今作は、そんなアニバーサリーに相応しく原点である古巣 Fueled By Ramenに帰還し、さらには初期の3作品を手掛けたNeal Avronをプロデューサーに迎えて制作された。そんな経緯もあって、前作『M A N I A』(2018年)のようなEDMを強く意識したアプローチは少し抑えめに、どちらかと言えば『Infinity On High』(2007年)や『Folie À Deux』(2008年)あたりのような、バンド演奏に主軸を置いたグルーヴィでダンサブルなロックを貫いている。加えてシンセ・アレンジや壮大なオーケストレーションを盛り込むことで、アップデートされたFOBを印象づける作品となった。(山本 真由)
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号