Overseas
2022年11月号掲載
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US音楽シーンを代表するヒット・メーカーが、自身の名"Charlie"を冠したアルバムをリリース。タイトル通り過去最高にパーソナルな1枚となった本作では、彼が抱えた失恋の痛みも、そこから立ち直ろうともがく姿も、すべて正直に曝け出している。しかしそのサウンドは皮肉なほどに明るく軽やかだ。"Charlie Be Quiet!"と女性に対し前のめりな様を自嘲したり、照明のスイッチ音を曲に組み込んでみたりと、ユーモアを散りばめポップな仕上がりに。またJung Kook(BTS)とのコラボ曲を収録し、さらに収録曲の制作段階をTikTokで公開するなど話題性も抜群。今までの虚勢を脱ぎ捨てた彼は、ナイーヴな内面を映す歌詞とユニークなキャラクターで、飾らない新たなポップ・スター像を築き上げている。(中尾 佳奈)
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