Overseas
2022年07月号掲載
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"SUMMER SONIC 2022"でヘッドライナーを務めるPost Maloneの、3年ぶりとなる最新作。過去作よりもさらに彼の歌メロを引き立たせた作風に仕上がっていて、ピアノの伴奏とともに名声の代償を歌うTrack.1、アコギにスモーキーな歌声が合ったTrack.3などエモーショナルな楽曲に、DOJA CATを迎えたTrack.5のようなポップ・サウンドが交ざり合い、揺れ動く感情のように悲喜のグラデーションが生まれている。酒での失敗談をドラマチックに仕立てたTrack.8はFLEET FOXESがコーラスを奏で、クライマックスに配されたTrack.13はTHE WEEKNDとのデュエットと、ゲストも豪華。スーパー・スターでありながらどこか親しみの持てる、パーソナルな部分が発揮されたアルバムだ。(菅谷 透)
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