Overseas
2021年09月号掲載
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パーティーが遠い世界の話となってしまったこのご時世に、我らが"兄貴"ANDREW W.K.が3年ぶり新作を携えて帰ってきた! Napalm Records/メタル・フロンティア移籍作でもある本作。まず再生ボタンを押して耳に入ってくるのは、いつものダミ声ではなく、まるでBruce SpringsteenかRonnie James Dioかと思うような唄心あふれるヴォーカル。モダンなオルタナ・ロックにキーボードがきらびやかな80年代ハード・ロックの雰囲気を足したアンサンブルが、この歌声と見事にマッチしていて、まさに新境地の壮大で重厚なロック・オペラを堪能することができる。重厚になった反面やや薄れたパーティー感を見事に補ってくれる、アッパーなボートラも要チェック。(菅谷 透)
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