Japanese
2021年02月号掲載
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自分の内へと深く潜り込み瞑想的な時を重ね、様々な感情や、想像力を掘り起こしていくような、美しくイマジネーションに富んだアルバムだ。ライヴやツアーができない、時にスタジオに入ることさえもままならない状況もあった、2020年という特殊な時間と閉塞感とを、多くのアーティスト同様にNOT WONKの3人も過ごしたが、そこでのフラストレーションも燃料になったのだろう。彼らに根ざしているハードコアの精神、反骨心や、クリエイティヴィティにスポットを当てて、型にはまることなく作品づくりをしようという姿勢が映っている。前作でのソリッドでスリルに満ちたセッション感、鍛え上げたバンドの筋力を存分に使いながらも、その感触はとても詩的だ。静かに確かに、バンドを新たな次元に引き上げた作品。(吉羽 さおり)
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