Overseas
2020年12月号掲載
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2016年のツアー以降バンドを休止し、ソロ活動などそれぞれのキャリアをスタートさせたUK発ポップ・ロック・バンドが再集結。オリジナル・アルバムとしては10年ぶりの作品が完成した。先行してリリースした、軽やかできらめきを詰め込んだポップ・チューン「Happiness」や、BLINK-182のMark Hoppus(Vo/Ba)をフィーチャリングした「Growing Up」など、全12曲が収録。ロック感の強いパワフルな曲が多かった印象だが、一呼吸置いて改めて4人のバンドで放つサウンドはアレンジの自由度が広がって、エバーグリーンなメロディを生かすような芳醇でマジカルなものとなっている。ボーイズ・バンドという荷を自然に下ろして、大人の佇まいや、ほど良く力が抜けた感じが音にも映る。(吉羽 さおり)
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