DISC REVIEW
  
Overseas
2020年09月号掲載
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    THE CORONASTrue Love Waits2003年結成、母国アイルランドでは15,000人規模の動員を誇るロック・トリオの6thアルバム。バンド名と同じウイルスが猛威を振るう困難な状況にも負けず、"いま世界一不幸なバンド名だ"、"THE VACCINESと名前を交換したいよ"と明るくジョークを飛ばしていた彼らだが、今作にも前向きで希望に溢れたサウンドが詰まっている。ピアノやブラスも取り入れた生楽器と、染み渡るような優しい響きのヴォーカルが溶け合ったアンサンブルはぬくもりのある質感で、さりげなく挿入されるエレクトロニクスも絶妙に心地いい。これらを壮大な構築美でまとめあげた楽曲群は幻想的な世界を描いていて、特にラスト・トラックは圧巻。こんなご時世、そしてこの名前だからこそ聴いておきたい、心洗われる作品だ。 
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