Overseas
2020年09月号掲載
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90年代のポスト・グランジ・シーンで人気を博し、2010年の再結成以降もコンスタントに活動を続ける、Gavin Rossdale(Vo/Gt)率いるBUSHの8作目。ザラついたギターに物憂げな歌声を乗せた基本スタイルは変わらずだが、プロデューサーに映画音楽を多く手掛けるTyler Batesや、ラウドロック界隈で活躍するErik Ronを迎えたことで、作品全体がソリッドでヒリついた空気感に。重々しいビートを叩きつけるTrack.2、緊迫感のあるギター・リフが刺さるTrack.6から、ピュアなバラードのTrack.8まで、円熟の境地に達したサウンドを堪能できる。グランジからヘヴィ・ロック、オルタナ・メタルまで、重めなサウンドが好きという人にハマるであろう1枚。(菅谷 透)
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