DISC REVIEW
Overseas
2020年08月号掲載
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Declan McKenna
Zeros
デビューするや否や、矛盾と葛藤に満ちたこの世界を見据えた舌鋒鋭いプロテスト・ソングが歓迎され、社会派と謳われたイギリスのシンガー・ソングライター。デビューから3年。21歳になった彼がリリースした2ndアルバムは、楽曲の多彩さに可能性を見いだした前作から一転、ロックやライヴのエネルギーの影響を受け作り上げた。未来派というか、アートワークにも顕著な、宇宙派ガレージ/サイケなんて言えるサウンドは、巷間言われるDavid BowieやPINK FLOYDなど、かつてのブリット・ポップにも通じるUKロックの伝統が根っこにしっかりと息づき、マニアほど狂喜するに違いない。そういう作品が懐古調にならず、彼ならではと言えるユニークなものになっているところに大きな意味がある。
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