Japanese
2020年07月号掲載
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2年ぶりとなるEPは、藤谷真吾(Gt/1inamillion/SLEEPLESS)、菱谷"ビッツ"昌弘(Dr/HINTO)と作りあげた。名うてのと紹介したい参加メンバーのバックグラウンドというか、活動している界隈は主にオルタナ、エモであるにもかかわらず、収録されている全5曲がロックンロールに聴こえるのは、タイトながらも、閃きに満ちたバンド・サウンドが持つ生々しさと、そこに感じられる歌心によるところが大きい。なげやりにもリラックスしているようにも聴こえる太田美音の歌声の心地よさは、ナルシシスティックな歌が溢れている昨今だからこそ、余計に稀有に感じられる。そんな歌に時に寄り添い、時に掛け合いながら、もうひとつのメロディ・ラインを担うリード・ギターがあまりにも印象的だ。(山口 智男)
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