Overseas
2020年06月号掲載
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PARAMOREのシンガー Hayley Williamsの初となるソロ・アルバムは、メンバーも制作に関わっているものの、PARAMOREで築いたオルタナ・ロックの歌姫というパブリック・イメージを覆すような作品となった。アルバムは3部構成で、RADIOHEADやBjörkを髣髴させるダークでウェットな楽曲が並ぶ第1章、80sエレクトロ・ポップを軸に徐々に前向きさを取り戻していく第2章(Track.9には若手女性SSWのスーパー・グループ BOYGENIUSがコーラスで参加)、エレポップ/ファンクに乗せて再び前進していく第3章と、感情の移り変わりとともに多彩なサウンドを展開。Hayleyの歌唱も実に表情豊かで、パーソナルな歌詞と併せて、彼女の新たな側面に触れることができるだろう。(菅谷 透)
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