Overseas
2020年03月号掲載
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奇才、Kevin Parker(Vo/Gt)率いるオーストラリアのサイケデリック・ロック・バンドがバレンタインデーに新アルバムをドロップ。数々のフェスでヘッドライナーを務めただけでなく、昨年は結婚し、公私共に充実していたKevinが、今作でもすべての楽器を演奏しているほか、ミックスやプロダクションも兼任している。細かいことはいろいろやっているのに、テクニカルな印象というよりは、80'sっぽいアナログなシンセ・サウンドの温かみや、自然と引きずり込まれるような根源的なリズムが印象的。才能が溢れ出すぎて怖いけど、それがちっとも嫌味じゃない、ナチュラルで我が道を行く雰囲気もすごい。TAME IMPALAの真骨頂とも言えるアートを超えたポップの世界をご堪能あれ。(山本 真由)
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