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DISC REVIEW

Japanese

2020年03月号掲載

Sentimental Young Ones

昨年は10代にして"サマソニ"出演("出れんの!?サマソニ!?"枠)、"未確認フェスティバル"グランプリ獲得、STARCRAWLERの来日公演ゲストへの抜擢と、注目を集める札幌のSULLIVAN's FUN CLUB。今作が初の全国流通盤だが、過去曲ではなく、"今の自分たちの音楽を聴いてほしい"という想いから、最新曲だけで構成したというのが清々しい。現メンバーになって初の曲であり、初期衝動が爆発した「PINK YELLOW BLUEZ」など直球ナンバーに心を震わせていると、「RE CORD NOISE」のメロウで繊細な響きにドキッとさせられたり、8分超えの「MI RA I」ではシューゲイザー的な音像×切ない詩世界に胸が締めつけられたりと、一聴で心を掴んで離さない。(稲垣 遥)