DISC REVIEW
Japanese
2020年02月号掲載
-
-
ユレニワ
ピースの報せ
"こっちおいで"と、いきなりシンガロングへと巻き込み、"僕らは革命児"と宣言する「革命児」が1曲目という時点で、圧倒的な勝利を証明するユレニワの1stアルバム。"神も仏も殺してやる"と歌いながらも楽しいハンド・クラップが似合う「遺書」で戸惑わせたかと思いきや、緩やかに伸びやかに"ベランダに広がるネバーランドへ"と明言する「Lilac」が続く。ザクザクと響くオルタナ・サウンドには懐かしさもあるが、平均年齢21歳の彼らにとっては新鮮なのだろう。だからこそ、"ボニーとクライドになって"(「Cherie」)なんて、いくつものロック・バンドが使ってきた言葉を、狂おしいほどみずみずしく歌うことができるのだと思う。照れるほどの愛にあふれた終盤もたまらない。
LIVE INFO
- 2025.09.21
- 2025.09.22
- 2025.09.23
- 2025.09.25
- 2025.09.27
- 2025.09.28
- 2025.10.03
- 2025.10.04
- 2025.10.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号