Overseas
2019年07月号掲載
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パンク・シーンの名門 Epitaph Recordsから、正統派パンクと名高いPLAGUEVENDORのニュー・アルバムがリリース。衝動的で攻撃的なスタイルで人気の彼らだが、今作はそんな彼ららしさがよく表現されている。ST. VINCENTの作品も手掛けたJohn Congletonをプロデューサーに迎え、外部を遮断したスタジオにこもってレコーディングした今作。ノイズの生々しい質感や轟音の荒々しさまで見事に生きた音作りが実現した。そして、なんと言ってもフロントマン、Brandon Blaineの存在感がすごい! アンダーグラウンドな香りのするサウンドはもちろん魅力的だが、こういう危うい雰囲気を纏ったパンク・ロック・スターは今、絶滅危惧種なので今後も要注目だ。(山本 真由)
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