Overseas
2019年05月号掲載
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カリフォルニアのインディー・ロック・バンド、BAD SUNSが3枚目となるフル・アルバムをリリースした。80年代のUKポスト・パンク/ニューウェーヴからの影響はありつつも、2000年代以降のアメリカのインディー・ロックらしいカラッとした響きもあり、懐かしさと今っぽさの共存するバンドだ。こういうセンスのいい音楽は、スタイルのいいイケメンがやっていると逆に興ざめしちゃうんだけど、BAD SUNSはいい感じにダサくてもさっとしているのになんだかオシャレで、そこがまたいい。こういうサウンドだと、高音質の機材で聴いてライヴ感を味わうのもいいが、あえてカセット・テープに落として、よく晴れた日に足元に置いたラジカセで聴きながら洗濯したりするのが最高な気がする。(山本 真由)
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