Japanese
2019年05月号掲載
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東京を拠点に活動する3ピース・ロック・バンド、Plot Scrapsの2ndミニ・アルバムが完成した。ヴォーカル 陶山良太の少年性を感じさせるような澄んだ声で歌われるのは、彼が苦難していたという10代の頃の経験をもとに描かれた歌詞の数々。少し鬱屈としていて危うさもありながら、"誰かの希望になり得る作品を作りたい"という陶山の思いのとおり、様々なかたちの希望が見いだされる歌詞世界が展開されていく。さらにそれを彩るのは、複雑に構築されているのに親しみやすい、洗練されたアンサンブルだ。今作について、名だたるアーティストや関係者からのコメントが多数集まっていることからも、彼らへの注目度の高さが窺える。青く瑞々しい衝動が迸る、ギター・ロック・ファン必聴盤。(大木 優美)
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