DISC REVIEW
Japanese
1970年01月号掲載
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キミノオルフェ
この世界に花束を
丁寧に綴られてゆく一方で、甘美なだけでなく、時には切れ味のいい鋭さまでをも垣間見せるこの歌声からあなたは何を感じるだろうか。蟻(ex-蟲ふるう夜に/Vo)のソロ・プロジェクトとしてスタートしたキミノオルフェが、"ポエトリー・ポップ"なる独自の世界を確立させてからすでに久しいが、今作で聴ける蟻のポエトリー・リーディングと表情豊かなヴォーカリゼーションが、唯一無比で秀逸なものとなっていることは間違いない。"キミ"の物語を紡ぐ吟遊詩人を意味するアーティスト名が、今ここでアニメ作品とのコラボレーションを果たしながら完成させた、この深いイマジネーションを誘う音。それはまさに普遍性と時代性と共に呼応しながら響いていくアンセム――つまりは祝福の歌なのかもしれない。
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