Overseas
2018年11月号掲載
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レーベルをElektra Recordsに移籍しての4thアルバム。テン年代初期には「Cough Syrup」がドラマ"Glee"で使用されたことが話題になった彼ら。だがそれ以上に、メンバーが様々なバックボーンを持ちつつ、オレンジカウンティ出身という、インディー・ロックの中でも多様性を孕む要因を内包していることが魅力だ。本作では、ヒップホップのビート感の、生音でのシャープな解釈が全編に敷かれ、「Superposition」ではその上をマンドリン風の弦が、「Brother's Keeper」ではメランコリックなコーラスがセンシュアルに響く。西海岸のドライなサイケデリアもUK的なメランコリーも味わえるオリジナリティを持ったバンドに成長した印象だ。(石角 友香)
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