Overseas
2018年10月号掲載
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突然の死から16年、未発表音源収録の作品が世に出る。THE CLASH以前のオーセンティックなR&Rにパンク黎明期の勢いを感じるTHE 101'ERS時代。THE CLASH解散後、盟友 Mick Jonesと関係が修復されてから初めてレコーディングされた楽曲や、映画"Sid And Nancy"のサウンドトラックに収録した「Crying On 23rd」のアウト・テイク、THE MESCALEROSとの「London Is Burning」の初期の未発表Ver.、Johnny Cashとの共演によるBob Marleyの「Redemption Song」のカバーなど、膨大なアーカイヴ(全32曲)が2枚組に収録されている。パンクのオリジネーターのイメージが強いが、THE CLASHがそうであったようにカントリーやレゲエなど世界中の市井の人々の音楽に深部で共振していたことが再認識できる。(石角 友香)
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