DISC REVIEW
Japanese
-
虎の子ラミー
予期せぬ事態と必然の園
新たなベーシストを迎えて新体制となった4人組ガールズ・バンドの2年ぶりの新作。バンドマンとして生きていく楽しさも厳しさも同居した1枚で、ファンキーなアレンジに乗せて盛り上がる前代未聞のパクチーdisパーティー・ソング「ゲゲゲのパクチー」から、内面の葛藤を曝け出す「Who are you?」、「1110」まで、曲ごとの感情の浮き沈みが激しく、虎の子と言いながらこれでもかと人間臭さが出ている。特筆すべきは、マザー・ヤナギ(Vo/Key)の歌唱力の高さと、演奏が感情の起伏に寄り添ったアレンジになっていること。20代前半でキャリアも浅いバンドながら、堂々たる貫禄を感じてしまうのはそんなところからだ。ラストの「太陽はまた昇る」は、すべてが報われるような清々しい気持ちにさせてくれる。
LIVE INFO
- 2025.01.19
- 2025.01.20
- 2025.01.21
- 2025.01.22
- 2025.01.23
- 2025.01.24
- 2025.01.25
- 2025.01.26
- 2025.01.27
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号