Overseas
2018年03月号掲載
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前作『Glitterbug』が全世界で2億回以上デジタル・ストリーミングされた、まさに現代のオルタナ・ポップの標準をゆく3人組が3年ぶりのアルバムをリリース。リバプール出身だが、今はロンドン、LA、オスロと遠距離活動する彼らだからこその、随所に顔を出す英国的な鬱屈感や陰のあるメロディは健在。現代風解釈のマンチェ・ビートと言えそうなTrack.1「Cheetah Tongue」のグルーヴ、ディレイがかかったギターとシンセが空間を広げるシンセ・ポップ・ロックの「Turn」、往年のBLURを思わせる捻れたアレンジの「Black Flamingo」もフックが効いているし、THE STROKESのようなクールでシンプルな「Ice Cream」といったナンバーも。この聴き疲れしない感じがまさに今のポップ感。(石角 友香)
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