Overseas
2018年02月号掲載
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UK発の5人組オルタナティヴ・ロック・バンドの2014年にリリースしたデビュー作『The Weird And Wonderful Marmozets』以来2年半ぶりとなる2ndアルバム。2015年に初来日して話題となっていただけに待望のアルバムだ。「Meant To Be」、「Major System Error」など、ノイジーでドライヴ感満点のはみ出しまくりのサウンドと、とにもかくにも紅一点ヴォーカル Becca Macintyreの存在感がすごい。特に揺らぎのある音像と、あどけないような歌声で淡々と進む「Insomnia」は出色の出来。シンフォニックに盛り上がりつつノイズで破壊する様は、いつ発狂するかわからない病んだ少女の脳内を見せられているようで、その世界にどっぷり浸ることができる。危うさのあるバンドが好きな方にはたまらない作品だろう。(岡本 貴之)
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