Japanese
2017年10月号掲載
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KOGA RECORDSが90年代後半~00年代初頭のギター・ポップのメッカだった当時から活動を続け、かつてKEYTALKの小野武正(Gt/MC/Cho)もサポートを務めていた"ナッヂ"。KOGAデビュー20周年記念且つ6年ぶりの最新作は、真田太洋(Dr/Vo)の冴えないがロマンのカケラを抱えた詞と、変則的なメロディを挟む坂木 誠(Gt/Vo)の絶妙なメロディ・メイカーぶりを素直に出した印象。ザクザク刻まれるコードとピアノ・ポップが絡む「CLOUDY DAY」や、ちょっとホンキートンクな「バディ」、イントロで大瀧詠一のナイアガラ・フレーバーが顔を出しつつ内容は朴訥な「オトコはつらいよ」など、ショート・チューンにオイシイ要素を詰め込んだ。メロはタイムレス、音像は現代なのがいい。(石角 友香)
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