Overseas
2017年08月号掲載
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Ed Sheeran、Andrew McMahon、Austin Mahone......世界で活躍する存在はひと握りで、特に男性ソロ・アーティストは非常にニッチな存在だったりする。そしてその大半は地道な下積みを経てブレイクしていくのだ。シアトルの若き男性SSWのJaymes Youngも2013年のデビューから、途中David Guettaとの邂逅を挟むも、今年ようやくこのフル・アルバムに辿り着いた苦労人である。その苦節は実を結び、エレクトロなサウンドを基調に丁寧なR&Bマナーとメジャーな響きを掛け合わせたニュー・ミュージックとして実に画期的。次にブレイクする可能性は誰にでもあるが、Track.1終盤で訪れるベッドルームとビルボードが繋がるその瞬間、スタジアムで歌う彼の姿を想像した自分を裏切らない結果を今後見せてほしい。(小田 淳治)
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