Japanese
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タイトル・トラック「ON THE GROUND」から夜明けを告げるような堂々としたサウンドスケープで幕開ける、HEADLAMP初の全国流通アルバム。7年前に大阪 高槻のライヴハウスから始まったバンドの集大成となる1枚が完成した。バンドの原点にあるメロディック・パンクの要素を随所に感じさせながらも、その枠を超えて瑞々しいメロディとビートが躍動するロック・アルバムは、朝から夜へと日常生活のサイクルに寄り添うように曲順を組み立てたという裏テーマもある。心に隠した反骨精神が漏れ出た「PUNKS!!」や、熱き青春の日々を綴る「アオハルロンド」を経て、特にアルバムのラストに収録された「帰せる列車に」、「旅の後書き」、「ウチュウイチ」で溢れ出るエモーションがいい。自分たちこそ"宇宙一のバンドマン"であると何のてらいもなく歌えるピュアさが眩しかった。(秦 理絵)
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HEADLAMP (32)
- 2024.03.15
- ラックライフ、6/15にワンマン・ライヴ決定。6/16にはLOCAL CONNECT、バウンダリー、HEADLAMP、アルコサイト、the paddlesら8組のゲスト迎えたイベント開催
MUSIC VIDEO
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HEADLAMP
タクトを振れ
"苦しい時こそ生まれる歌がワンダーソング"と、音楽が切り拓く未来を信じて歌い上げるリード曲「タクトを振れ」を収録した、HEADLAMP約1年ぶりの新作となるミニ・アルバム。昨年7月にフル・アルバム『ON THE GROUND』をリリースしてから、精力的にライヴを重ねてきた彼らが、改めて音楽と向き合うことで生まれた楽曲たちが収録されている。切ないメロディ・ラインにいつかまた会いたい人への想いを捧げた「Skyline」、スカを取り入れた穏やかなサウンドに両親に貰った大切な言葉をモチーフにした「アンビー」、"愛"についてのバラード曲「愛に生きて」。ソングライティングを手掛ける平井一雅(Vo/Gt)が、今この瞬間に動いた想いを切り取った歌たちは、何ひとつ嘘がなく、だからこそ心に響く。
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HEADLAMP
ON THE GROUND
タイトル・トラック「ON THE GROUND」から夜明けを告げるような堂々としたサウンドスケープで幕開ける、HEADLAMP初の全国流通アルバム。7年前に大阪 高槻のライヴハウスから始まったバンドの集大成となる1枚が完成した。バンドの原点にあるメロディック・パンクの要素を随所に感じさせながらも、その枠を超えて瑞々しいメロディとビートが躍動するロック・アルバムは、朝から夜へと日常生活のサイクルに寄り添うように曲順を組み立てたという裏テーマもある。心に隠した反骨精神が漏れ出た「PUNKS!!」や、熱き青春の日々を綴る「アオハルロンド」を経て、特にアルバムのラストに収録された「帰せる列車に」、「旅の後書き」、「ウチュウイチ」で溢れ出るエモーションがいい。自分たちこそ"宇宙一のバンドマン"であると何のてらいもなく歌えるピュアさが眩しかった。
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HEADLAMP
アオハルロンド
大阪高槻のライヴハウスから生まれた4人組ロック・バンド HEADLAMPの2枚目となる全国流通盤シングル。年間100本におよぶライヴを行いながら、前作から8ヶ月ぶりに完成させた今作は、起承転結の"承"としてバンドを大きく前進させる1枚になった。学生時代に大きな影響を受けたというメロディック・パンクを始め、バンドのルーツと再び向き合うと同時に、"青春"という大切なテーマを打ち出した今作。"青春という季節は/ただ一つだけ。"と歌うフレーズからは、かけがえのない一瞬に命を燃やせることの尊さを思い出させてくれる。カップリングには、10代のころバンドを続ける決意を固めるきっかけにもなった「空が落ちてくる日」を収録。ここにバンドの原点がすべて詰まっている。
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HEADLAMP
NEW ORDER
"負けんなよ!"と聴き手を全力で鼓舞するようなバンドだ、HEADLAMPは。しかも誰ひとり置いていくことなく、1対1で向き合うような真摯さがある。ライヴで彼らと心をシンクロさせるかのようにシンガロングするオーディエンスが多いのは、その証だろう。初の全国リリースとなる今作は、平井一雅(Vo/Gt)が実際に体験した仲間とのエピソードをありのまま歌う1曲を表題に掲げ、光射す方へ駆け上がるような、瞬発力のある作品。仄かにR&Bの香りを持つ熱を帯びたヴォーカルを中心に、それを後押しするエッジの効いたサウンドを基盤としつつ、「晴々」では楽器隊も代わる代わる前に出てアピールし、全員の見せ場が活きていることもバンドの成長を窺わせる。何より、背中を押してくれる友人の手を思い出させる温度感があり、誰かにとっての大切な1枚になるはず。