Overseas
2017年06月号掲載
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UKのシンガー・ソングライター Marika Hackmanが、新レーベルに移籍して初めてリリースする2ndアルバム。前作のフォーキーでメロウな方向性から、よりロックに重心を落とした仕上がりだ。ALT-Jなどを手掛けるCharlie Andrewをプロデューサーに起用し、4人組ガールズ・バンドのTHE BIG MOONと共にレコーディング。こういった布陣の影響もあるのだろう。荒々しくダウナー、且つストロングなガールズ・ロックが、全編にわたって轟いている。そのなかで、甘さが滲み出たような歌声や、繊細で優し気なコーラス・ワークがキラキラと顔を覗かせており、結果的に彼女が新しく作り上げた意欲的な面も、これまで内に秘めてきた面も堪能できる1枚になっている。(高橋 美穂)
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