DISC REVIEW
Overseas
2017年02月号掲載
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James Arthur
Back From The Edge
幼少期に両親の離婚を経験したというJames Arthurが荒んだ10代のエピソードと共にイギリス版"The X Factor"で優勝したのが2012年。1stアルバム『James Arthur』は全英2位を獲得するも、自身のSNS上での発言をきっかけにレーベル契約が切られ、一時はアーティスト活動休止に追い込まれていた。そんな彼が"Back From The Edge=崖っぷちからの帰還"と名づけたアルバムで再び音楽シーンへと戻ってきた。表題曲「Back From The Edge」を始め、決して幸福ではなかったバックボーンを象徴するように、陰りを帯びたダークなメロディが全編に漂うが、過去を悔い、救済を求め、再起を誓う自身のリアルを込めた13曲(国内盤は19曲)は、アーシーなサウンドに彩られて未来へ希望を託す本編のラスト・ソング「Finally」へと向かう。
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