DISC REVIEW
Overseas
2016年12月号掲載
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Angel Olsen
My Woman
米シカゴを拠点に活動するアシッド・フォーク系女性SSWの3rdアルバム。前作収録の「Hi-Five」のようなサウンドですらラウドに聞こえるほど、今作ではドラムやベースが最低限しか鳴っていないうえに、ギター・サウンドもどこかサイケデリックでメランコリックだ。そこに彼女独特の舌足らずで不思議な声の伸ばし方をするヴォーカルが乗ると、さらに幻惑的な世界が広がる。今回はCHARLI XCXやSky Ferreiraなど、時代を映す女性アーティストを手掛けてきたJustin Raisenがプロデュースしていることも、そんなサウンドの一因かも。銀髪姿も披露するなど"シルバー"が印象的なMVが制作された「Intern」のようなビートレスのシンセ・サウンドはこの曲だけだが、たとえギター・サウンドでもミニマルで極私的な空間を作り上げているのが肝。
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