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惜しまれながら2007年に解散した札幌のレベル・ロッカー PAMPAS FIELD ASS KICKERSが、フロントマン サイトウトキヤ(Vo/Gt)のソロ活動を経て心機一転、バンド名もPampas Fields Noise Found artに改め再始動。前身バンドおよびソロ時代のリメイクも含め、1年かけてじっくり作り上げたというこのフル・アルバムを聴けば、SUBLIMEに例えられた前身バンド時代のミクスチャー・ロック・サウンドがもはや、現在の多彩な曲のひとつでしかないことがわかるだろう。UKロック、エレクトロニカ/アンビエント、ダンスの要素に加え、フォークの郷愁も消化した曲の数々が印象づけるのは、このバンドのポテンシャルだ。ここからのさらなる進化に期待。時代の空気を肌で感じながら発したメッセージにも耳を傾けたい。(山口 智男)
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Skream! 2024年09月号