Overseas
2016年09月号掲載
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カナダのエレクトロ・ロック・デュオによる待望の4作目。前作リリース後、2014年にヴォーカリストのAlice Glassが脱退。2015年4月に沈黙を破り新曲「Frail」をネットで公開し、同年11月には新ヴォーカリストのEdith Francesを迎えた新体制でライヴを行い再始動した彼ら。ダンサブルな曲が多かった前作と比べ、パンク・ノイズ寄りの1枚となっている印象だ。讃美歌を思わせる「Femen」に始まり、鼓膜を突き破らんばかりの轟音が響く「Fleece」、「Frail」、派手なエレクトロ・ポップの「Char」で破壊的且つドリーミーな両面を聴かせるヴォーカルはインパクト大。暗澹とした気分をより暗くしたいときにオススメ。THE SLITSあたりのポスト・パンク好きな人も気に入るかも。(岡本 貴之)
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