DISC REVIEW
Japanese
2016年06月号掲載
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FINAL FRASH
FINAL FRASH
活動休止中のthe telephonesの松本誠治(Dr)と長島涼平(Ba)、ラッパーのDOTAMA(Vo)、THE SUZANのRie(Key)により結成された話題の新バンド"FINAL FRASH"のデビュー作。冒頭の「YEAH」ではファンキーなワウ・ギターに乗せて強烈なアジテーションを繰り広げる予想外のミクスチャー・ロック感に圧倒される。シンセの音を纏ってスタイリッシュな印象の「カリキュラム」、「PERFECT MAN」、スタジオで生のバンド・セッションを聴いているような演奏が楽しめる「こんなはずじゃなかった」など、どの曲も耳馴染みの良いメロディでありながら、そこに乗るDOTAMAのラップは強烈なメッセージを感じさせる。"最後の光"に彼らが音楽に希望を見いだし続けていることがわかる「FRASH」には、ライヴでその想いを共有するであろう観客の姿が目に浮かんでくる。
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