Overseas
2016年02月号掲載
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MGMTやANIMAL COLLECTIVEらと共に2000年代中盤NYブルックリンから登場した、全員がヴォーカル/ソングライティングをとる3人組による3年半ぶり の4作目。これまで良くも悪くもクラブナイズされたエギゾチカ・ポップ・バンドという印象があったが、本作でシンガロングできるようなキャッチーなものは「DeadS ea S crolls」のみ。先行公開されている「I A mChemistry」も大ヒット・アンセム「O.N.E.」に通じるダイナミックな曲展開を持つが、マッチョな演奏とコーラスでよりトライバルに進化。これまでの作品を昇華しながら有機的なサウンドで彩ったグルーヴの坩堝となっている。新陳代謝の激しいブルックリンだが、アニコレも新作を発表する中でさらなる成熟と進化が見える。(峯 大貴)
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