DISC REVIEW
  
Japanese
2015年12月号掲載
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    heliotrope大丈夫、君なら。レコーディング・エンジニアにtoeの美濃隆章、ドラム・テックにASPARAGUS/MONOEYESの一瀬正和を迎えたheliotropeの1stアルバム。ピアノ、ベース、ドラムの3人 編成と聞いて想像しうる音と彼らの音がまったくと言っていいほど違っているのは、なんといってもメンバー全員のルーツがハードコアにあるからだろう。太くうねるようなベースと、激しく力強いドラムの中に凛と立つ小林恵子のピアノと歌声。その絶妙なバランスが、いわゆる普遍的なピアノ・ロックとは一線を画した唯一無二のサウンドを生み出している。また小林の紡ぐ歌詞とメロディには人生の物悲しさと喜びが凝縮されており、Track.1「ツミキ」からラストを飾る「大きな文字が降ってきて」まで統一された世界観は、ひとつの大きな物語のようにも感じられる。ひと癖もふた癖もある今作は、一聴の価値あり。 
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