Japanese
2015年06月号掲載
-
バンド名をミラーマンから改め、メジャー・デビューから1年が経ったボールズの2ndアルバム。"初恋""死別""将来への不安"など、誰しもが青年時代に経験するテーマを歌った楽曲たちは、普遍的でありながらも一瞬の輝きを切り取ったような切なさを感じさせる。山本剛義(Vo/Gt)の微妙にかすれたような歌声とストリングス・アレンジの組み合わせがこみ上げる気持ちを煽る「STEP」を始め「ファンタジア」、「魔法」など、清涼飲料水のCMになりそうな甘酸っぱさを携えたメロディはまさに極上のポップス。ミュートされたカリカリなギター・リフは今の音楽シーンで活躍するギター・ポップ・バンドを象徴している音色だ。(岡本 貴之)
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号