Japanese
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ピアノガールの音楽には、その名前からは想像できないほどのエネルギーとエモーションがぶっとく流れている。そしてその虚無感、鬱屈や焦燥、そして愛と憎しみを取り込んだあまりに人間らしい姿が投影された音像に胸を打たれる。eastern youthやbloodthirsty butchersを思わせるエモーショナルで凛としたTrack.2「砲台跡浜」、現在の音楽シーンに正面切って中指を立てるTrack.6「Nevermind」、"生きる"ということにひたすら向き合った末に歌われるTrack.7「Candy apple red sacrifice」など、ピアノガールの異質さを理解するには十分すぎる全13曲を収録。彼らの音楽には偽りや虚飾が一切ない。それゆえに気高く美しいのだ。(山元 翔一)
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Skream! 2024年09月号