Japanese
2015年05月号掲載
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都内を中心に活動する3ピース・バンドsalsaの、2枚目となる全国流通盤。3人の音はひたすら自由に、ぶつかり合いによって熱を生み出す。目の前でセッションが行われているような熱量が音源でもしっかりパッケージングされている。耳に残るリフや不可思議な曲調がクセになる曲も多いが、ミディアム・バラード「ブルー」やコーラスが印象的な「Doro」終盤で見せるメロディアスな面も必聴。サウンド面ではまだ粗さが残るもののテリトリーは広く、正直、このフル・アルバムの10曲を聴いてもまだ正体を掴みきれていない印象が否めない。ここからどう化けていくのかが想像できないからこそ、ここからどうにでも化けていける彼らの、次の一手が早くも気になる。(蜂須賀 ちなみ)
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