Japanese
2014年12月号掲載
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大切なものは目に見えないということを教えてくれるのは、やはり目に見えないものなのだろう。平均年齢21歳、奈良在住の新生、Age Factoryの初の全国流通盤となるミニ・アルバム『手を振る』を聴いてそんなふうに思った。清水エイスケ(Vo/Gt)のハスキーな歌声から放たれるメロディと骨太なバンド・サウンドから紡ぎだされるメッセージはあまりにも真っ直ぐすぎる。マイナスの感情を決して忘れることなく、そして誇張することなく、あるがままを叫ぶ。今作には彼らの代表曲ともいえる「プールサイドガール」も収録され、Age Factoryの名刺代わりとなることは間違いないだろう。"明日が来ないように"と呪文のように繰り返す彼らの明日が、どうか照らされますように。どこまでも大きくなっていきそうな予感に最大級の期待を込める。(齋藤 日穂)
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