DISC REVIEW
Japanese
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乱舞虎
竹
ハーモニカを擁する変則4ピース・ロック・バンド、乱舞虎の全国デビュー・アルバムとなる『竹』。人間関係について濃密に描いたという前作『庵』に比べて、今作は圧倒的にポップな作品に仕上がった。乱舞虎の個性といえるヒップホップのグルーヴを取り入れた「血縁それより」に始まり、四つ打ちで刻まれるビートに体が揺さぶられる「AとBとCとD~良寛's エイトビートスウィートデイ~」、一転して朗々とリアルな情景を歌う「ふきのとう」など彼らの音楽性の幅広さを見せ付けられる。ギター・ロックを基盤にしたサウンドに、スパイスのように"和"の要素が取り入れられているところも乱舞虎サウンドの魅力のひとつ。そして、誰もが経験してきた感情や見てきたであろう情景を等身大で描いた歌詞で聴く者の心をゆっくりと開いてくれる。
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- 2025.01.19
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