DISC REVIEW
Overseas
2014年09月号掲載
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MERCHANDISE
After The End
米フロリダ州タンパ発の5ピース、MERCHANDISEが通算4作目で、4ADからは初となるアルバムをリリース。フロリダというと個人的にはエモやハードコア勢の強いイメージの地で、彼らもまた遠からずというか、ノイジーで実験的なサウンドを生みだしていたと思うが、今作では劇的に変化。80年代ポップスのセクシーさ、シンセ・ポップも取り込んだ。わかりやすくシンセをキーにした曲よりも、深みを増した匂い立つようなギター・サウンドの曲が圧倒的にいいのだけど、ここにCarson Coxの低音が横たわるとさらにロマンティックに。DEPECHE MODEやINTERPOL、GRIZZLY BEAR作品を手掛けるGareth Jonesをミキサーに迎えて、音作りからバンドの意思を明解に伝えたアルバムは、THE CUREなども思い浮かぶ繊細なメランコリーが美しい。
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