Overseas
2014年07月号掲載
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プロデュースに関わった故Amy Winehouseをはじめ、John Legend、RADIOHEAD、BON IVERらを虜にしてきたイギリスのシンガー・ソングライター、Fin GreenallことFinkによる6作目のアルバム。ゴシック・ブルースを思わせる1曲目からブルースとR&Bをバックボーンにフォーク・ロックと室内楽が交差する曲の数々を披露。浮世離れした歌声の魅力に加え、華麗とも荘厳とも言えるサウンド・メーキングに圧倒される。悲劇的なサウンドに息が詰まるような曲もあれば、そこから一転、そこに差し込むほのかな光を感じさせる曲もある。プロデューサーはGARBAGE、MUSE、FOSTER THE PEOPLEらとの仕事で知られるBilly Bush。BON IVERと通じるところもあるが、彼らよりも断然荒々しい魅力がある。(山口 智男)
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