DISC REVIEW
Overseas
2014年07月号掲載
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Neil Young
A Letter Home
繊細なシンガー・ソングライターと荒くれたロッカー両方の顔を持つ御年68歳のベテラン。しかし、やっていることは若い連中よりよっぽど乱暴だ。2012年にリリースした2枚のアルバムも轟音ロック・サウンドがシーンを震え上がらせた。そんな御大の最新作はBob Dylan他、若い頃に聴いていたフォーク・シンガーの曲を、アコギあるいはピアノで弾き語りしたカヴァー・アルバム。主に観光地で使われていた47年製の簡易録音ブースでレコーディングしたというローファイの極地と言えるノイズ交じりのよれっとした音がある意味、衝撃的。しかし、それも含め、味わい深い歌が胸にしみる。人を感動させるには何が必要なのかを改めて考えさせる問題作。ラストは録音ブースの持ち主、Jack Whiteとのデュエットだ。
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