Overseas
2014年03月号掲載
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デビュー10年を迎えた、コロラド州デンバー出身のTHE FRAY。こと日本に関してはグッド・メロディで大きなスケール感を持った、物語のある歌を響かせるアメリカン・ロックという印象が強いが、最新作ではその"イメージ"を壊している。全曲、外部ソングライターを迎え共作しており、ONEREPUBLICの Ryanや、RELIENT Kの Mattなどのバンドマンのほか、異ジャンルのトラックメイカーと組むことで、THE FRAYの新しい切り口を見せている。長い時間をかけ築いたものをどこまで裸にし、どこまでTHE FRAYとするか。作り手としては簡単なことじゃないはずだが、全曲新タッグとなると、ある種手放しで楽しんでしまっているのではないだろうか。その潔い開放感が鳴っている。(吉羽 さおり)
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