Japanese
2014年02月号掲載
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2000年に京都で結成され、現在では東京で活動を続ける4人組女性ロック・バンド、POP CHOCOLATのミニ・アルバム。豪快にドライヴするギターに乗っていながら、ふわふわしたコーラス・ワークが曲の中で虚無感を演出する「passing」をはじめ、4人のメンバー全員がヴォーカルを取るスタイルを活かしたコーラス・ワークが際立っている。所属のDELICIOUS LABEL代表を務める山中さわおのバンドthe pillowsがツアーで今作をSEとして使用したりと、インディ・ロック・ファンへも浸透してきており、会場限定リリースだった作品が、全国流通となり、さらにiTunesとレコチョクでの配信も開始することとなった。初期RADIOHEADの影響を仄かに感じさせる冒頭の「夕暮れ」からラストの「HAPPY END」まで、ディストーションの利いたギター・サウンドと強烈なスネアの音の上で歌われる世界はあくまでも"君と僕"の身の回りの日常。オルタナ・サウンドにキュートな声がイイ。(岡本 貴之)
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