Japanese
2014年01月号掲載
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閃光ライオット2012のファイナリスト、PENs+の全国デビュー盤。メンバーは全員東京出身の若干10代。2013年3月には下北沢CLUB 251での初企画イヴェントをソールド・アウトさせている。自らを"清涼変則リズムバンド"と謳うように、プログレ的展開とも言える突飛なアレンジと変拍子、鋭いギターが前面に押し出された音像は、若さならではのバランス感覚で構築されたものだろう。toe、told、the cabsなど、ポスト・ロックの影響も如実だ。だがPENs+の音には先人バンドにも負けまいと食らいつく気概が漲っている。曲によっては若干散漫とする部分もあるが、若人はこれくらいエモーショナルに突き進むくらいが丁度良いし、何より潔い。ポップな名前に油断するなかれ。(沖 さやこ)
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